ニュース 2024.08.13
英国の非営利団体 A4S(Accounting for Sustainability)主催による「CFO and Investor Roundtable」が7月10日(水)、リッツカールトン東京で開催され、CAJはローカル・パートナーとしてラウンドテーブル開催に貢献いたしました。日本で初めて開催されたこのラウンドテーブルには、企業のCFO並びに投資運用会社の投資責任者・サステナビリティ推進責任者などを含む50名近くが参加しました。
第1部では、Jessica Fries氏(A4S Executive Chair)がモデレーターを務め、パネリストとして登壇した水野 弘道氏(元GPIF/理事兼CIO、Good Steward Partners LLC/Founder & CEO)、田代 桂子氏(大和証券グループ本社副社長、IFRS Trustee)、池田賢志 氏(金融庁チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー/ 総合政策局参事官(国際担当))が、日本におけるサステナビリティの進展、課題などについて金融の観点から議論しました。
第2部では、出席者は4つのテーブルに分かれ、ネットゼロへの移行に整合的な投資をするために投資家、企業がそれぞれ直面する課題について活発に議論を交わしたほか、課題を克服するために企業が取るべきステップや投資家やCFOの役割といった点についても論じ合いました。
ラウンドテーブル終了後に開かれた懇親会では、CFO同士や投資家が交流を行う貴重な機会となりました。
CAJは今後もA4Sを支援し、参加者がネットゼロへの移行に向けた実践的な行動や知見を安心して共有できるような環境の提供に貢献してまいります。
A4Sについて: 英国王チャールズ3世によって2004年に設立された非営利団体。金融分野において21世紀の課題に対処する際、20世紀の(会計)報告システムおよび意思決定の方法に縛られることがないように取り組みを進める。レジリエントなビジネスモデルと持続可能な経済への根本的な転換を推進するため、ファイナンスリーダーの行動をインスパイアすることを目的としている。