近年、世界各地で異常気象が頻発しています。私たちは、地球上のすべての生物の生命と活動に対し、気候変動が深刻な影響を与えることを深く危惧しています。そして、気候変動の影響を軽減し、持続可能な環境を将来世代につないでいきたいと切に願っています。そのためには、温室効果ガス排出ネットゼロへの迅速な移行が必要です。

CAJは、温室効果ガスを多く排出している企業(高排出企業)に対し、責任ある投資家とともに排出削減に向けて行動変容を求めていきます。これは、地球の平均気温の上昇を産業革命前から1.5℃以内に抑えるための明確な道筋と具体的な行動を意味します。

こうした企業の行動は、世界的な脱炭素の潮流の中で、日本の産業がグローバルな競争力を失わず、将来の企業価値を高めるためにも大変重要だと考えています。ことわざにもある通り、「地球は未来の子供たちからの借り物」です。CAJの活動が、迅速かつ公正なネットゼロへの移行に貢献することを願っています。