ニュース 2024.03.22
竹内靖典(当団体代表理事)は、2月初旬に開催された「日英21世紀委員会 第40回合同会議」に招かれ、「気候変動とエネルギー」のセッションにおいて日本側スピーカーとして「グリーンエネルギーにおけるファイナンス問題」について発言を行いました。
日英21世紀委員会とは、中曽根康弘内閣総理大臣(当時)とマーガレット・サッチャー英首相(当時)との合意に基づき、日英間の協力の在り方を検討するために1985年に設置された賢人会議です。両国の座長は日英の首相が指名、議長がまとめた提言(チェアパーソンズ・サマリー)は両首相に提出されます。今年の会議では、木原誠二衆議院議員とアンドリュー・ランズリー上院議員がそれぞれの国の座長を務め、日本側から約20名、英国側から約20名からなる国会議員・経済界・学界・政府関係者が(1)日英両国の外交政策、(2)グローバル・セキュリティ、(3)気候変動とエネルギー、(4)グローバルヘルス、(5)AIについて討議を行いました。
竹内は「気候変動とエネルギー」のセッションにおいて、日本側スピーカーの一人として発言を行いました。とりわけ、COP28で確認された化石燃料から再生エネルギーへの移行を踏まえ、グリーンエネルギー移行において金融が果たす役割に着目し、①再生エネルギー関連への投融資拡大のための具体的なスキームや、②インベストメント・バリューチェーンを通じたエンゲージメント(株主による企業との建設的対話)によるファイナンスド・エミッション削減について知見を述べました。
CAJは、英国のパートナーと幅広く連携し、よりよい未来の実現に向けて金融の力でネットゼロ実現に向けた取り組みをしています。